鍼治療の効果は、様々かつ幅広い可能性を持っています。ここ数年で皮膚と脳の関係性が明らかになってきており、ツボの意義が脳科学分野で研究されるようになってきています。ATR半蔵門で行う鍼治療の目的は
・長期にわたる痛み、だるさ、むくみ感など慢性的症状に自律神経調整
・スポーツケアでは、深いコリやダメージを負った筋肉回復を早める方法
・繰り返される症状や疲労感などに免疫力向上
・体質から来る症状(冷え性など)の軽減
ATR半蔵門で使用する鍼は、大体0.14mm〜0.18mmと髪の毛と同じかやや太い程度です。時折チクッとする時はあってもほとんど感じないことが多いです。また細い鍼でも十分に効果が出るような方法で治療させていただきますので、安心して受けていただけます。スタッフは積極的に外部の講習会に参加し、知識や技術の研鑽を続けています。
お灸の効果は、まさに「免疫を活発にさせる」ことに尽きます。何千年も前からのATR半蔵門で行う灸治療は、症状によって「熱い」お灸と「温かい」お灸を使い分けていきます。これらのやり方の違いは、体に及ぼす影響も異なることが生理学的にも説明されています。
「温かい」お灸は、カマヤ灸など肌に直接つけない方法ですのでマイルドな温かさがとても心地よく、リラックスと眠気を誘います。実際治療中にウトウトと眠ってしまう方が多いです。じっくり温めていきますので、その温かさが持続されるのもまたお灸ならでは良さです。
「熱い」お灸は、一瞬「ツン!」とする、熱いような痛いような感覚が生じます。この感覚は、経験した方でないと分からない、何とも言えない感覚を残します。この熱さが免疫細胞を積極的に誘導し、全身に望ましい反応を引き起こします。からだの調子や症状によって感じる熱さが変わるのが不思議です。
灸治療後(特に「熱い」お灸)は、治療後に眠気やだるさが生じる場合がありますので、治療後すぐに集中しなければならないときや、お酒を飲まれる予定の方は一声かけて下さい。
「熱い」お灸は、肌に直接のせますのでしばらく跡がついたり、残る場合があります。症状改善にはこの熱さが必要な場合があります。予めこのことをご説明致しますが、どうしても嫌な場合は無理に行わず、別の方法をご提案いたします。ですが他の方法ですと症状改善までお時間が掛かってしまうことをご了承ください。